しんやっちょさんは悪くない

11月5日に私とコラボ配信をしたとき、しんやっちょさんがYou chu bar(旧casbar)について黒い噂があるという話をした。そのことで偽計業務妨害だとしてYou chu barのオーナーさんが被害届を出し、警察に受理されたという。結局、被害届は取り下げられることになったが、こんなことで逮捕されるかされないかの騒ぎになることに憤りを禁じ得ない。

 

1・5月の暴行事件について

 

しんやっちょさんは5月3日に旧casbarにて周りに煽られて嫌いなお酒を飲まされて泥酔状態になり、暴れて女の子の帽子のつばを叩いた。相手には傷もついていないどころか、体に触れてすらいないにもかかわらず、しんやっちょさんはすぐに警察に連行され暴行で逮捕された。

それだけならまだしも、その事件は凶悪犯罪のようにテレビニュースで大々的に報道され、しんやっちょさんは一ヵ月近く拘留され続けた。釈放された後も、この事件をきっかけに配信を自粛することになってしまった。

この事件をきっかけに、配信者が出演するテレビ番組PUSHが終わることになった。

 

当時、こうやはこの事件について、相当な憤りを顕わにしていた。

最初のうちは逮捕芸を面白がって笑っていたが、事態が深刻になるうちにこうやの様子は変わった。48時間拘留で済むはずだと思っていたこうやは、ずっと拘留され続けるしんやっちょさんを「まだ出てこないのかな」と毎日心配し、「さすがにこんなに長いのはおかしい!」と言うようになった。

事件をいかにも凶悪に演出するテレビ番組に対する不審感について配信外でも配信上でも繰り返し語るようになり、「やっちょくんはいじめられている」「テレビ業界を憎む」とまで言うようになった。

番組が終わったものの、騒動が落ち着けばまだテレビ出演のチャンスが残されていたにもかかわらず、PUSHメンバーを自ら退会してしまった。こうやはそれまでPUSHにかなり力をいれており、出演者の人気ランキングでは2位にまでのぼりつめた。そこに至るまでにたくさんの人とお金を動かしてきただろう。それだけの努力と結果を捨てたくなるほど、こうやはテレビ業界に拒絶反応を示していた。

 

この事件によって、Sさんに架空の示談金を要求され借金に苦しんでいたこうやはさらに精神的ダメージを受けたことだろう。

 

私はこの当時、こうやはちょっと気にしすぎだと思っていた。配信者は偏見に晒される商売だから、おおげさに悪者扱いされても仕方ないだろうくらいにしか思っていなかった。でも、今の私にはこのときこうやが感じた悔しさと怒りが痛いほどわかる。

なぜしんやっちょさんばかり、犯罪者に仕立てあげられてしまうのか?

 

2・今回の偽計業務妨害について

 

11月20日の配信において、オーナーであるバットマンさんは被害届を出した理由について、バットマンさんが未成年を買春しているというような噂について話したこと、casbarのときにトイレで注射器が見つかったことなど店の評判を下げる話をしたことのふたつをあげた。

しんやっちょさんが、「自分が言い出したわけではないし他の配信者も同じ話をしているのになぜ自分だけ責められるのか」と反論すると、バットマンさんは「しんやっちょは影響力があるから」と答えた。

私にはこの言い分が、差別だとしか思えない。

 

配信者が聞いた噂話をすることなんて日常的なことだ。しんやっちょさんは、連日Youchubarを悪意をもって誹謗中傷して攻撃していたというわけではない。こんなことで言論統制をされたら、しんやっちょさんはもう何も話せなくなってしまう。

それに、しんやっちょさんが影響力のある配信者なのであればこそ、逮捕に追い込むようなことをして大騒ぎをしても店に何のメリットもないはずだ。むしろ余計にしんやっちょさんがオーナーさんや店の悪評を話していたという情報が広まるだけではないか。

何か別の目的があるのではないか?都合の悪いことを言う人間を消そうとしているのではないか?

こんなことでなぜひかるさん大和さんせんちょさんまで寄ってたかってしんやっちょさんを責め立て、みずにゃんも便乗し、謝罪を要求するのかわからない。私にはいじめにしか見えない。

 

3・悪くなくても逮捕はされるし、悪いやつでも逮捕されない

 

ひかるさんと大和さんは「悪いことをしてたら自分たちは捕まっている」「捕まっていないことが白である証明」というようなことを繰り返し言っていた。

ひかるさんと大和さんが白か黒かということは置いておいて、悪いことをすれば必ず捕まるとか、悪いことをしなければ捕まらないというのは誤った認識だ。

 

法的に犯罪と見なされ、証拠が揃っていれば、大して悪くなくても捕まる。しかし、法の隙間をくぐり抜け、証拠を残さなければ悪党でも捕まらない。犯罪被害者の知識や精神力や行動力にも左右される。それが法治国家の柔軟性のなさであり、残酷さだ。

 

実際、しんやっちょさんは女の子の帽子のつばを叩いただけで一ヵ月近く拘留され、テレビニュースで犯罪者として取り上げられたが、Sさんは小島GPさんから12万、こうやから114万以上、私から299万、しーくんから16万、騙し取ったが、私が死ぬ気で追い詰めなければ捕まることはなかった。被害者のうちのひとりは自殺するまでに至ったが、その他の被害者は泣き寝入りするだけで終わっただろう。

そのSさんの悪事の暴露に勇気をもって協力してくれた正義の配信者は、しんやっちょさんしかいなかった。

 

私がSさんを逮捕に追い込むのは本当に大変だった。Sさんの情報はほぼなく、証拠もほぼなく、それでも復讐のために何もない状況から動けるだけ動いてかき集めた。

警察には事件にするのは無理だとか、忙しいから対応できないだとか言われ、最初に頼んだ探偵には高額な調査費用を騙し取られ、ある弁護士には探偵に依頼するのは無駄だと笑われた上に何の解決策も提案されなかった。

悔しい思いをして何度も泣いて、それでも諦めずに頼れる人を探し続けた。仲間と幸運に恵まれて結果を出すことができた。

悪い人間に制裁を加えるのは、それだけ強い意志が必要なことなのだ。

一方で、大して悪くもない人間を逮捕に追い込んで悪者扱いするのはとても容易い。

 

私は今回の騒動は本当に許しがたいことだと思っている。

しんやっちょさんは何も悪くない。声を大にして言いたい。